「忘却 featuring KOHH」について
KOHHについては、少し前に友達から教えてもらっていて、ファンになってました。で、この曲は当初インストのつもりだったのが、ラップを入れるなんてどうだろうという提案が出た時にディレクターさんに「KOHHって人がいるんだよね」って言ったら「おおそれ素敵!」と盛り上がって、打診してみたら、実はお互いファンだったってことが分かって、「じゃ」と彼の参加が決まりました。
まず私のパートを作り、彼に私の「忘却」と「記憶」に関する考えを伝えながら、何日かかけて彼が自身の言葉で応えてくれました。
他の人の言葉が混ざることが初めてだったから、どういうふうになっちゃうんだろう?って思ったけど、自然と、真ん中で落ち合えました。
私が長いラップパートが好きで、彼に頭からいきなり1分まるごと任せました。迷った時はあたしが「こっちかな」と言うと「だよね」という感じで確かめ合いながら。
最後のオルガンは彼の提案で、私の中で天に召されるイメージになったので、レクイエムという感じかな?
生き方を考える時、それは死に方を考えることと同義で、これまでの人生を振り返りながらこれから向かうところに思いを馳せました。「いつか死ぬ時 手ぶらがbest」という最後の一行に全てが凝縮されてます。
