フェア・アンノウン
作詞:ゆきみなべ 作曲:斎藤優輝 歌唱:セア
錆びた潮風の香りがした。
遠い汽笛が髪を揺らす。
消えゆく随の自我(エゴ)の先に
戻らぬ君を 葬送する(送る)
去りゆく街の 行く先知れず
朽ちゆくだけ John Does
いつか信じた言葉なんか
もう忘れたでしょう?
届かない祈り
離すほど 熱を帯びるのは何故?
Just Playing
繫いだ時には
刹那こそ 情か
賭けた鎮魂歌(レクイエム)
欠けた恋でも良いと
満ちゆく波の音
溺れていたかった
壊れゆく理想郷(エデン) そして君は息絶え
世界は変わらず 記憶を連れ去り
重ねた手の先 忘れて
剥がした仮面の中に残された
希望か?絶望?
箱を一人置き去り
辿った処刑地 全て失くしても
届かない明日へ
それても そっと寄り添う
錆びた潮風の残り香が消え。
響かぬ汽笛を待ち続け。
さよならに代わり 君の名を呼ぶ。
もう 誰も知らぬ名を。
『キット スキ ダッタンダ』